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ブラジルに永住して2013年3月に乳がんが発覚。当時39歳。現在40歳!ステージⅢ。1年後、肝臓、甲状腺に転移。
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ももたん

Author:ももたん
ブラジルの北部にあるベレンという町に2009年に永住しました。そして、2013年3月に乳がんが発覚!ステージⅢ。1年後、脳、肝臓、甲状腺に転移。現在治療中。日本とはまったく違う文化のブラジルでの治療を紹介します。どんな治療法?どんな生活なのか、ゆる~く紹介したいと思います。

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私の抗がん剤の治療計画

1種類目は(21日間おきにするもの)4回
Doxorroubicina ドキソルビシン
ciclofosfamida クロフォスファミド

5月23日木曜日13時半から点滴開始でした。

いろいろな人のブログを読んでいると5時間かかったとか書いてあったので

どのぐらい長いのかまったこわかりませんでした。
(説明がなかったので…。というか、質問しないと答えてくれないのです!!)

DSもって、本を持って、旦那と一緒に行きました。

気合を入れて1時過ぎにクリニックへ到着しました。

案内されて、いくつか椅子のある部屋へ…。私は1番乗り!
gan (3)

看護師さんがやさしくお出迎えしてくれました。

「はじめてね。だいじょうぶよ。」と。(たぶんそう言っているに違いない)

しばらくすると、次から次へと患者さんが来た。

2回目の人5回目の人などいろいろな病気(肺がん、脳の腫瘍の癌などいろいろ)の人が一緒に抗がん剤を受けます。もちろん乳がんの人もいます。

だいたい年齢は私よりももっと年上…。

こっちの人はカツラという高価なものがあまりないのでみんなスカーフです。
gan (2)

こんなかわいい飾りもあります。ブラジルらしい。
gan (4)

だいたいみんなそろったら、カウンセラーの先生が来て、

「オイ!トゥードゥベン?」(調子はどう?)

と明るく入ってくる。旦那はその先生に、抗がん剤治療中の注意事項、症状などの説明を聞いていた。

CVポートを埋め込んだが、3日前だったため今回は右手から点滴。

なんか、痛くて何回も「ちゃんと入ってるの?」と確認をした。(自分でも怖がりなんだと思った)

点滴が始まって、みんなに自己紹介(新入りなもので・・・)

旦那もよくしゃべるしゃべる・・・。

私とだんながどこで知り合ったのか、どうして結婚したのか・・。日本はどうだったとか・・・・。

みんなもすごく元気で話に夢中。

看護師さんも話に加わり、大笑い…。

そんな中、赤い点滴が運ばれてきた・・・。
gan (1)


この点滴は「毒」ですから、この点滴中は動かないでください・・・。

だって・・・・。こわーーーーーい!!!

おしっこも赤くなるので、トイレの後はきれいに石鹸でおしりを洗ってください。

とのこと。

ここはウォシュレットがありません。

そのかわり、トイレに小さいシャワーがついています。(水)

でも、私の家はトイレの隣がシャワー室なので、トイレのたびにシャワーを浴びます。

1週間ぐらいトイレに行くたびにシャワーを浴びるのでした…。

話は戻って、その赤い点滴ははやく打ってしまいます。といって、ものすごい速さで点滴をし始める・・。

30分ぐらいで終わり。で、そのほかの薬もかなり速いスピード点滴。

13時半から始まって16時には終わりました。

3時間かかりませんでした。DSも本も持っていったのに、話だけで終わってしまいました。

1人だけ、まだ長い点滴がありましたが、ほかの人は終了。

「またね!!!」と明るく帰っていくのでした…。

点滴が終わってから、具合が悪くなるのかな?????終わったすぐは全然普通なんですけど・・。

と思いながら家に帰りました。

家に帰るとおなかがすいたので、お茶ズけを食べてごろんと横になりました。

いつの間にかぐうぐうと寝てしましました。

子どもが帰ってきて(18時)子どものご飯を作って自分も夕ご飯を食べて、

少し早めに子どもと21時ごろ寝ました。

そして・・・・・、23時に目が覚め、急に具合が悪くなってはいた。

このとき、やっぱりはくんだ!!!!と思った。

旦那に水と吐き気止め(事前に買っておいたけど、吐き気がなかったので飲まなかった)

をのみ、休憩。はくとすっきりして(二日酔い?)また寝ました。

次の日は普通に起きて、胃はむかむかするけど大丈夫。

子どもを幼稚園に送りだし、一休みした時にまた具合が悪くなった…。

で、吐き気止めを飲み、ひとやすみ。吐き気はおさまったけど、においが・・・・・。

私の家には(下のお父さん、お母さんの部屋)猫が30匹以上いるんです。

その猫のにおいと、猫の掃除に使う洗剤のにおいがプーンとしてきました。

普通の時でもそのにおいは好きじゃないのですが、このときはすごくすごく鼻が効いていて

倒れるぐらい辛かったです・・・・。

昼時には私のために作ってくれているフェイジョンのにおいがもっとだめで・・・・・。

体力がなくなるからと、お肉の焼いたのと、野菜スープ(結構香辛料が強い!!)とフェイジョンとごはん。

においがきつくて具合が悪くなったので、全部下げてもらいました。

申し訳ないです。でも、無理です!!!

で、冷凍庫にあったごはんをチンして、お茶ズけを食べました。

食べるものがない!!! でも、においがだめで作れない。とおもって、

友人のTさんに「ご飯を作りに来てください!」と電話をしました。

本当にずうずうしいですよね・・・・。でTさんとRさんは次の日たくさんの材料を買ってきて

いろいろ作ってくれました。(買い物もいけなかったので・・)


ブロッコリー、大根、いろいろなものを作って保存してくれました。

吐き気はあるものの、吐き気止めを飲んでいるので、はきはしませんでした。

においはあいかわらずなのでかなりつらかったです。

ベレンは亜熱帯地域なので湿度が90%。その湿気のむわっという湿度がもっと具合が悪くなります。

ブラジル製品はにおいがつよいです。洗剤も、せっけんも、歯磨き粉も、香水も。


香水は命と同じぐらい大事なブラジル人。香水にはかなりやられました。

子どももつけるんですよ!!!子どもが幼稚園から帰ってくると、何かにおいをつけれられてくるんです!!!

子どもにも近づくことができない…。

すぐ、シャワーに入れてにおいを取ってから抱きしめる・・・・。

吐き気は5日間ぐらいでよくなりましたが、においはずーーーーーーと駄目でした。

3日過ぎたあたりで実家に、「ブラジル食は無理です。日本食を送ってください」電話しました。

実家はすぐ、SAL便でいろいろ送ってくれました。(早くて2週間で届きます)

そして、心配してくれている方が、家に余っている日本食をごっそりくれました。

本当に助かりました。作ってくれる人もいるし、

インスタントでおかゆも食べられたし、梅干しもいただけたし…。

人間、弱ると日本食(ふるさとの味が恋しくなるんですね…)

1週間も過ぎるとにおいの事以外は元気になり、家の掃除やら、片づけやらいろいろ動けるようになりました。

調子に乗りすぎて買い物に行ったら、風邪をひきました。ははは・・・。

やっぱり体は弱っているんだ・・・。

この時にいろいろなアマゾンの葉などを試そうと思ったのですが、

においがだめなので、基本、水しか飲みませんでした。お茶も気持ち悪くて飲めませんでした。

梅干しと、レモンジュースがよかったです。妊娠中のつわりの時期みたいです。

私の妊娠時はつわりがなかったのでわかりませんが、本当につわりの時期と似たような感じでした。

食べ物はだいこんがすごくおいしかったです。肉はとり肉でもだめでした。

2週間が過ぎたあたりから、髪の毛が抜け始めました。やっぱり・・・・・。
gan (5)

子どもは、私がバンダナをつけてると、真似したがりました。


初めは面白がって抜いていましたが、だんなに怒られました。

掃除が大変だからそってしまおう!

ということになり、旦那がそってくれました。

ちょうど、その時に日本から荷物が届きました!!!


日本食と、あと、カツラも!!!

姉が乳がんの友達からいろいろ聞いて、お勧めの物を入れておいてくれていました!

祖母が乳がんの時に使ったカツラ!(これはほとんど使っていません)
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おねえさんもかぶってみる!?
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で、今でも使っている、役に立ったカツラと帽子。
gan (7)


頭のてっぺんはないタイプで横だけのです。

ベレンは暑いのですごく重宝しています。

家の中では、初めのうち頭が寒かったので布の帽子をかぶっていました。

今は頭から汗が出るのでかぶっていません。


髪をそるとなんか吹っ切れた感じで元気になりました。

こうしてあっという間に21日間が終わり、2回目の抗がん剤の日になるのでした…。


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